アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1の過去問はある?
公式サイトに案内はなし。代わりの練習法

更新日 2026年10月27日 読む時間の目安 約4分
この記事の要点
  • 過去問・サンプル問題の案内は、確かめた公式サイトのページにありませんでした。学習の参考として案内されているのは、公式テキストです。
  • 公式サイトで確かめられるのは、出題範囲の4つの大項目と、60問・四肢択一・60分という形式です。合格基準は正答率80%以上です。
  • 問題で練習する機会は自分で作ります。章ごとに問題を解き、最後に本番と同じ60問・60分で通して解くのがおすすめです。
この記事の目次
  1. 公式サイトに過去問の案内はない
  2. 公式サイトで分かる出題と試験の形式
  3. 過去問の代わりにできる練習
  4. 第1章の問題を解いてみる
  5. よくある質問

公式サイトに過去問の案内はない

アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験(アジャイル検定)の公式サイトで、トップページ、アジャイル検定とは、受験するには、試験要項(Lv.1)、学習参考資料、サイトマップのページを確かめました。過去問・サンプル問題・例題の案内は、どのページにもありませんでした。

確かめたこと 結果
過去問・サンプル問題・例題の案内 確かめたページにはない
学習の参考として案内されているもの 『アジャイル検定公式テキスト』(書籍・Kindle 版)
試験時間の欄の注記 守秘義務契約とアンケートは試験時間とは別

公式サイトには、別のページがほかにある可能性もあります。受ける前に、公式サイトの案内を最新のものか確かめてください。

公式サイトで分かる出題と試験の形式

過去問の代わりに、公式サイトの試験要項で確かめられる「何が・どんな形で出るか」を整理します。

試験の形式(公式サイトの試験要項) 問題数 60問 試験時間 60分 形式 四肢択一 合格基準は正答率80%以上(公式サイト)
試験の形式(アジャイル検定 公式サイトの試験要項より)

出題範囲は、次の4つの大項目から出題されると、試験要項に書かれています。

  • アジャイル開発に対する基礎知識
  • 開発チームの運営
  • アジャイル開発プロジェクト管理
  • アジャイル開発の技能

試験は CBT 方式で、60分は守秘義務契約とアンケートを含まない時間です。1問あたり約1分なので、迷う問題は後回しにする進め方に慣れておくと安心です。

公式サイトには、大項目ごとの出題数や、問題のくわしい書き方は載っていません。そのため、問われ方は、問題を解いて体で覚えることになります。

過去問の代わりにできる練習

過去問がないので、自分で「本番に近い問題を解く機会」を作る必要があります。

  1. 章を読むごとに、その章の問題を解く: 4つの大項目に近い内容を、全5章に分けて問題を解きます。章ごとの出題のポイントは「第3章 アジャイル開発におけるプロジェクト管理の要点」のような章の要点の記事にまとめています。
  2. 間違えた問題は、ほかの選択肢まで確かめる: スクラムや XP などの手法ごとに、役割・会議・道具の名前を取り違えやすいためです。
  3. 本番と同じ60問・60分を通しで解く: 試験の前に一度は、時間を計って最後まで解き、1問約1分のペースを覚えます。合格基準は正答率80%以上(60問なら48問以上)なので、模擬試験でも8割を目標にします。

試験の範囲と難しさは「難易度は?合格基準80%と難しくなる理由」、勉強の計画は「勉強時間は?3週間の計画例」にまとめています。

第1章の問題を2問、解いてみる

もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。

問1

アジャイル開発では、ソースコードと検証用プログラムの構築を2人1組で実施する1という手法が用いられる。組み合わさる相手を定期的に変更することで、仕様や設計の知見がチーム全体へ円滑に共有されていく。

答えと解説を見る

正解は 3(ペアプログラミング)です。

【概要】

2人1組で共同作業を行うアジャイルのプラクティスに関する問題である。コードとテストの作成をペアで実施し組み替えを重ねるペアプログラミングにより、チーム全体に技術知識や仕様が波及する効果が得られる。したがって、空欄(1)に入る適切な語句は「ペアプログラミング」である。

【図解】実験的機能

ペアプログラミングとチームビルディング ペアプログラミングとチームビルディング

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1.あなたの解答 レトロスペクティブは繰り返しの終了時に行う改善のための振り返り会であり、2名での共同開発手法ではないため本問の正解ではない。
  • 2.あなたの解答 スタンドアップミーティングは毎日短時間で状況確認や課題共有を行う打ち合わせであり、2名でのコーディング作業ではないため本問の正解ではない。
  • 3.正解あなたの解答 ペアプログラミングは、2人で組となって開発を行い定期的な交代で知識を全体へ広めるプラクティスであり正しい。
  • 4.あなたの解答 カンバンボードはタスクの進捗状況を視覚的に管理するためのツールであり、2名で行うプログラム作成手法ではないため本問の正解ではない。

問2

アジャイル開発のプロジェクトでは、全員が状況を把握できるように1という道具を用いる。執務スペースへ掲示することにより、完了済みの要求と未着手の要求の状況が一目で判別できるようになる。

答えと解説を見る

正解は 2(カンバンボード)です。

【概要】

プロジェクトの進捗視覚化に用いられるツールについて問う問題である。作業場に掲示して誰でも状況を確認でき、開発済みおよび残りのストーリーを明白に提示する道具としてカンバンボードが活用される。したがって、空欄(1)には「カンバンボード」が入る。

【図解】実験的機能

イテレーションの流れと日々の道具・会合 イテレーションの流れと日々の道具・会合

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1.あなたの解答 スタンドアップミーティングは毎日短時間で行う課題共有や計画設定のための打ち合わせであり、掲出ツールではないため本問の正解ではない。
  • 2.正解あなたの解答 カンバンボードは作業場に貼り出して進捗を可視化し、完了と未完了のストーリーを明白にするツールとして適切である。
  • 3.あなたの解答 レトロスペクティブは反復期間の終了時にプロセス改善に向けて行う振り返りの場であり、進捗を表示する道具ではないため本問の正解ではない。
  • 4.あなたの解答 UMLはオブジェクト指向設計で用いられるモデル図の表記法であり、プロジェクト進捗を現場で掲示・管理する道具ではないため本問の正解ではない。
この続きを解く

第1章の50問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。

第1章の続きを解く

よくある質問

試験のあとに、本番の問題を見直せますか?

確かめた公式サイトのページには、本番の問題を公開するという案内はありません。点数は会場で渡されるスコアレポートで分かります。試験時間の欄には「守秘義務契約およびアンケートは別」と書かれているので、試験の前後に守秘義務契約があります。契約の内容は公式サイトのページには書かれていないので、受験のときに画面で確かめてください。

問題を解く練習は、いつから始めればよいですか?

公式テキストの1章を読み終えたら、すぐにその章の問題を解き始めるのがおすすめです。読むだけでは、選択肢に並ぶ似た言葉を見分ける力がつきにくいためです。試験の前には、本番と同じ60問・60分で通して解いておくと安心です。

公式テキストを読むだけでは足りませんか?

公式サイトが学習の参考として案内しているのは、公式テキストです。ただ、本を読むことと、問題で聞かれて答えることは別の力です。章ごとに問題を解くと、スクラムや XP などの用語の取り違えに気づけます。テキストの使い方は「テキストは『アジャイル検定公式テキスト』」にまとめています。

もちこ道場

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出典・注記

試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日に試験の公式サイトで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。

  1. 試験要項 Lv.1(アジャイル検定 公式サイト)
  2. 学習参考資料(アジャイル検定 公式サイト)
  3. 受験するには(アジャイル検定 公式サイト)
  4. サイトマップ(アジャイル検定 公式サイト)